犬のしつけ~しつけ前の注意点~
犬を実際にしつける前に、注意すべき点がいくつかあります。
前章までで、何度か触れていますが、
犬の習性や本能を十分踏まえることです。
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「犬の特徴」でもお話しているように、犬は、群れと序列に従います。
そのため、犬が自分も家族の一員、との意識を芽生えさせることが大切で、それには、飼い主がリーダーであることを認識させることです。
よく見聞きすることは、犬が言葉を話せれば、しつけも楽なのに、ということですが、筆者も、同意します。

恥をさらけ出すようですが、筆者の犬が粗相ばかりしていた時、大声を出して、犬を叱り飛ばしました。
けれども、それでは、しつけにならず、大声を出すと、逆に構ってもらっていると勘違いし、こちらが望まないような行動をし続けてしまい、全くの逆効果になりました。
また、飼い主がリーダーとは、ただ単に力が強いだけ、という意味ではなく、この人に従っていれば、安心安全だ、というある種の信頼関係になります。そのため、犬には、毅然とした態度が、重要になります。
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以下、具体的なしけつの基本をお話します。
1.「家族全員で、同じように接する」
これは、同じようにかわいがる、という意味ではなく、
例えば、散歩時間を守るとか、何をしたら怒るか、等の
家族全員で守るべき、犬への規則のことです。

2.「食事は、別々」
これは、家族が先に食事を取ることを意味しています。
しかし、どうしても犬より遅くなる場合は、犬に食事を
与えないようにすることが、大事です。
3.「自分のペースで犬に接する」
これは、犬がわがままな態度を表しても、
決して犬に妥協してはいけない、ということです。

4.「できた時は、褒める」
これは、しつけの学習をしている最中、
犬がしっかりできた時に、頭や顎をなでたりし、一生懸命褒めてあげるということです。
何も、しつけの時ばかりでなく、遊びの時でも、また、日頃の接し方においても、犬が家族にとって、役立つことをした場合、褒めてあげることも、意味しています。
犬は、常に家族を観察しながら、自分の位置を確認し
ある行動が、家族にとっても自分にとっても、
有益なものと学習していきます。
なお、しつけを始める時期ですが、
犬の場合、生後1~3か月までが、社会性順応期になり、
大切な時期と考えられています。
しかし、生後6ヶ月目までに、しつけを終える、ということが、
基本と考えられてもいます。
生後3か月の犬を入手した場合、
犬を迎えてから3ヶ月間が、しつけの時期と考えた方がいいでしょう。
ただし、成犬になっても、しつけはできますが、
覚えるまでに、時間が掛かるとも言われています。
成犬は、人間の2歳程の知力に相当するということですが、
大人になって、学習が困難になるのは、人間と共通してもいます(笑)。

しかし、筆者の場合、生後6か月の売れ残り(笑)を入手しましたが、現在は、ひと通り、しつけができていると思います。
成犬になると、覚えが悪いといいますが、生活習慣が変わっても、それに順応しています。
かつては、人間においても、老年になれば、学習をしにくくなると言われていましたが、数年前の研究で、老人の脳の皺も増加することが確認され、老人においても、学習は可能だ、と現在では、言われています。
「犬の起源」で申し上げたことにも関係しますが、
科学は、方法が変わってしまえば、それまでの結論が翻る場合があります。
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